八方屋匠

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エスカ&ロジーのアトリエ プレイ日記   それはやめとけ 03:16

JUGEMテーマ:アトリエシリーズ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  前回のつづきから

 

  ネタバレです

 

  たまに誤字・脱字します。

 

  それでもご了承の方はお進みください。

 

  レッツ・ファンタジー!

 

 

 

 

 

 

☆広場

 

 

 

レイファー 「んー。 これ、どうすっかねえ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ルシル 「あれ? こんなところで何してるんですか、レイファーさん」

 

 

 

レイファー 「ああ。 ちょいとばかり珍しいものをもらったんだけど、扱いに困っててさ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ルシル 「あ! それってもしかして、模型のオモチャじゃないですか?」

 

 

 

レイファー 「おっ。 後輩ちゃんは、コイツが何なのか分かるのかい?」

 

 

 

ルシル 「はい! 私、そういう小っちゃいのを集めるのが趣味なんです」

 

 

 

レイファー 「そうかそうか。

 

       だったら、こいつは後輩ちゃんにやるよ。 俺が持ってても仕方ねえしな」

 

 

 

ルシル 「くれるんですか? ありがとうございます! 後で飾っておこっと。

 

     でも、レイファーさんは集めないんですか? すっごく種類が多くて、楽しいですよ」

 

 

 

レイファー 「いやー、俺っちはそういうのはちょっと…。 金がもったいねえよ」

 

 

 

ルシル 「そうですか? 楽しいのに…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ロジー 「どうした? 変わった組み合わせだな」

 

 

 

ルシル 「あ、先輩! 見てください、レイファーさんにもらったんです!」

 

 

 

エスカ 「わあ! 小さくてすっごく可愛いね!これって何?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ロジー 「…模型か。 昔は俺も集めてたな」

 

 

 

エスカ 「模型? 初めて聞きましたけど…」

 

 

 

 

 

 

 

 

ルシル 「普通のオモチャなんですけど、職人さんが一つずつ作ってて、すごく細かいところまで

 

     再現されてるんですよ」

 

 

 

レイファー 「金持ちがよく集めてたから、俺もちょっとは知ってるぜ。

 

       珍しいのは高いんだろ?」

 

 

 

ルシル 「あっ、そういうのはダメですよ。

 

     お金で取引するんじゃなくて、偶然手に入っちゃうのがステキなんです。

 

     エスカ先輩も一緒に集めませんか? 同じやつが当たっちゃったら交換したりして」

 

 

 

エスカ 「あ、それすごく楽しそう…。

 

     じゃあ、私もちょっとだけ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ふたり 「それはやめとけ」

 

 

 

エスカ 「えー! ど、どうしてですか?」

 

 

 

レイファー 「いや、その、なあ。

 

       …これ、一個ずつは安いんだけど、集めるとけっこうな勢いで金がふきとぶんだよ」

 

 

 

ロジー 「しかも、一個集めるともう一個欲しくなって。

 

     正直、キリがないんだよな…」

 

 

 

レイファー 「だから、こいつは金持ちの趣味なのさ。

 

       俺らが始めたら一瞬で金が溶けちまうぞ」

 

 

 

ルシル 「あはは、お二人とも大袈裟ですよ。 そんなことないですって。

 

     そうだ、今度私の部屋に遊びに来ませんか?

 

     たくさん集めてますし、お見せしますよ」

 

 

 

エスカ 「本当? じゃあ、今度行ってみようかな…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ふたり 「それはやめとけ」

 

 

 

ルシル 「ど、どうしてですか…。 そこまで言われると悲しいです…」

 

 

 

ロジー 「いや、エスカにそういうのは見せない方がいい。

 

     ハマったら大変だ」

 

 

 

レイファー 「俺っちは、知り合いの金が溶けていくのを、もう見たくねえんだよ…」

 

 

 

エスカ 「あはは…。

 

     こ、恐いからやっぱりやめておこう…」

 

 

 

('ω') そうそう。 ゲームの課金と同じさ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆リンゴハウス

 

 

 

ニオ 「そういえば、中央は未踏遺跡のことって、何か調べてたりするんですか?」

 

 

 

ロジー 「重要度の高い遺跡という認識は、前からあったみたいだな。

 

     ここに来る時に渡された資料にも大きく載っていたし」

 

 

 

ニオ 「へえ…。 その資料、ちょっと見てみたいです」

 

 

 

ロジー 「いや、悪いけど、あんまり期待しない方がいいぞ。

 

     未踏遺跡がある、ってだけの話が延々と書いてあるだけだからな。

 

     お世辞にも、いい資料だとは思えなかったよ。 たぶん、つくった奴がいい加減だったんだろ」

 

 

 

ニオ 「そうですか…。 ちょっと残念です。

 

    中央って、色んな情報が集まってる印象があったから、何かあるかなと…」

 

 

 

ロジー 「どうだろう。 この街の方がよっぽど、詳しい資料があるかもしれないな。

 

     色んな地域の情報が集まっているのは間違いないけど、さすがに誰も辿り着いた事の

 

     ない遺跡の情報なんて、集めようがないよ」

 

 

 

ニオ 「はい、やっぱりそこが難しいんです。

 

    私も色々調べたけど、全然役に立ちそうな資料がなくて…。

 

    一応、それらしいものは、なんとなくわかってきたんですけど…」

 

 

 

ロジー 「お、何か新しいことでも判明したのか?」

 

 

 

ニオ 「はい。 この辺りで見つかったっていう古文書があって、ちょっと解読してみたんです」

 

 

 

ロジー 「ニオも古代語が読めるのか。 で、何が書いてあったんだ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

ニオ 「この辺りで、すっごく大きな錬金術の施設があったって書いてあるんです。

 

    その施設はとても大事な研究をしていたけど。 ある日、旅立ってしまったって…」

 

 

 

ロジー 「旅立ったって、施設が?

 

     なんだそれ、意味が分からないな…」

 

 

 

ニオ 「そうなんですよ。 でも、この辺りにそんな大きな遺跡なんてないですよね。

 

    ジェオシスっていう名前みたいなんですけど、丸い形の大きな施設らしいんです。

 

    なにか知りませんか?」

 

 

 

ロジー 「丸い形の大きな施設…。

 

     いや、心当たりがないな」

 

 

 

ニオ 「ですよね…。

 

    でも、前に知り合いの人からもらった記録の中にも、そういう名前がいくつか見つかった

 

    んです。

 

    もしかしたら、それが未踏遺跡のことなんじゃないでしょうか」

 

 

 

ロジー 「なるほど…。 まったく手がかりがないよりはマシだな。

 

     中央に、その施設の資料がないか調べてもらうよ。

 

     もしかしたら、何か関係があるかもしれないからな」

 

 

 

ニオ 「はい、よろしくお願いします! 

 

    よーし、このまま古文書の解読も頑張るぞ!」

 

 

 

ロジー 「ははは、すごい気合いだな。 俺も負けてられないか…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆リンゴ園

 

 

 

クローネ 「お待たせしました、ロジー。 絵本の続きが見つかりました」

 

 

 

ロジー 「おっ、見つかりましたか。 続きはどうなってるんですか?」

 

 

 

クローネ 「それが、見つけたのはいいのですが、かなり後半の部分しか発見できませんでした。

 

      大冒険を終えて、はちどりひめが故郷に帰ってくるところです」

 

 

 

ロジー 「そうですか…。 

 

     まあ、古い絵本みたいだし、探すのも大変ですよね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クローネ 「では、少し早いですが結末を先に読んでしまいますか?」

 

 

 

ロジー 「な、なんか一番損する読み方な気がするな…。

 

     でも、無いんじゃ仕方ないか。 お願いします」

 

 

 

クローネ 「了解しました。 少々お待ちください」

 

 

 

 

 

 

 

 

クローネ 「…それでは、始めます。

 

      ”はちどりひめのだいぼうけん  その9

 

      大冒険を終えて、故郷に帰ってきたはちどりひめ。

 

      果たして、畑を元気にすることはできたのでしょうか”」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クローネ 「”帰ってきたはちどりひめは、まちのひとたちにいいました”」

 

 

 

はちどりひめ 「旅に出て、たくさんベンキョウしたわ。 これだけ道具があったら、畑も

 

        きっと元気になるわよ」

 

 

 

クローネ 「はちどりひめは旅のとちゅうでつくったたくさんの道具を使って、畑をたすけようと

 

      しました

 

      でも、なぜか畑はどんどんやせていってしまいます

 

      本でベンキョウしてつくった道具も、あまりこうかがありません

 

      そんなことは、なんでもわかるはちどりひめにとってまじめてのことでした」

 

 

 

はちどりひめ 「どうしてなの? わからない、わたしにはわからないわ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クローネ 「そこへ、ぼうしの女の子がやってきました

 

      その手には、はちどりひめからもらったジョウロがあります」

 

 

 

ぼうしの女の子 「ごめんなさい、はちどりひめ

 

         わたしにはわからなかったの」

 

 

 

はちどりひめ 「なにがわからなかったの?」

 

 

 

ぼうしの女の子 「はちどりひめがかえってくるまで、ずっとジョウロで水をあげて、畑をはたら

 

         かせてしまったの

 

         だから、畑はとてもくたくた

 

         もうこのジョウロをつかっても、畑はもとどおりにならないわ」

 

 

 

クローネ 「はちどりひめがまちをみわたすと、みんなはちどりひめのジョウロと同じものを

 

      つかっていました

 

      そのとき、はちどりひめはきづいたのです

 

      さいしょに畑に元気がなくなったのは、ちょっとつかれていただけだったのだと

 

      はちどりひめは、ジョウロをつかうのをやめるように言いました

 

      でも、みんなはそれをてばなしません」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はちどりひめ 「もうやめて! 畑をやすませてあげて! もうジョウロをつかっちゃだめなの!」

 

 

 

クローネ 「はちどりひめががんばってせつめいしても、みんなジョウロをつかってしまいます

 

      なぜなら、そのジョウロはとてもべんりだったから

 

      もうだれも、ふつうにおやさいがそだてられないのです

 

      はちどりひめは、ひとりでなきだしてしまいました」

 

 

 

はちどりひめ 「とてもかんたんなことなのに、みんなどうしてわかってくれないの?

 

        どうしてなの?

 

        わからない、わたしにはわからないわ」

 

 

 

 

 

 

 

 

クローネ 「…ここまでです。 いかがでしたか?」

 

 

 

ロジー 「ずいぶん暗い話ですね…。 教訓にしたって、救いが全くないのも変わってます」

 

 

 

クローネ 「やはりそう思いますか。

 

      すみません、絵本の描き方はよく分からなかったので」

 

 

 

 

 

 

 

 

ロジー 「え? 描き方って…」

 

 

 

クローネ 「その絵本は、私が昔、エスカに読ませるために作った物なのです」

 

 

 

ロジー 「あ、クローネさんが描いたんですか。

 

     こんなことも出来るんですね」

 

 

 

クローネ 「何とか出来たというだけで、完成度はあまり高くありませんが」

 

 

 

ロジー 「いやいや、そんなことないですよ。

 

     これって錬金術の話なんですかね。 みんなで使いすぎると畑が疲れる、か。

 

     理屈があってるかはともかく、面白い話だと俺は思いますよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クローネ 「あらあら、褒めても何も出ませんよ。

 

      エスカも大泣きさせてしまったような絵本ですから。

 

      過去の記録に、少々手を加えただけです。 それほど、技術的に複雑なことは

 

      してません」

 

 

 

ロジー 「ん? 過去の記録って、以前にも似たようなことがあったんですか?」

 

 

 

クローネ 「…いえ、記録が残っていたというだけで、詳細は分かりません。

 

      それでは、仕事に戻りますね。 失礼します」

 

 

 

ロジー 「あ、はい。 わざわざ探してくれてありがとうございました」

 

 

 

 

 

 

 

 

ロジー 「…ただの作り話かと思ってたけど、記録に手を加えただけか。

 

     気になるけど、あんまり話したくなさそうだったよな。 詳しく聞くのはやめておくか…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つづく…

 

 

 

 

| エスカ&ロジーのアトリエ | comments(0) | posted by ゆきち(八方屋匠)
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