八方屋匠

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ブレイブリーデフォルト プレイ日記 あの岬、悲鳴が飛び交うことになるわよ 03:38

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  前回の続きから。

 

  ネタバレです。

 

  たまに誤字脱字します。

 

  それでもご了承の方はお進みください。

 

  レッツ、ファンタジー!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(-_-) ここからスタート

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆会話イベント「海岸線の混浴露天風呂」

 

 

 

 

 

 

イデア 「ねえ、ダッツさん、あの海岸線の煙は?」

 

 

ダッツ 「ああ、あれは陸地を流れるマグマで海水が温められた、天然の露天風呂さ」

 

 

 

 

 

 

 

 

ティズ 「露天風呂…」

 

 

ダッツ 「ああ、なんでも切り傷や打ち身、火傷…にとても効くらしい。

 

     それにな、…、ほれ、あそこに見える岬のところなんて、混浴の露天風呂になってるんだぜ」

 

 

 

 

 

 

 

 

リングアベル 「ぬっ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

ティズ 「あ、リングアベル、どこへ…」

 

 

ダッツ 「おお…、もう見えなくなった。

 

     何という脚力、何という跳躍力だ」

 

 

イデア 「いいの? あの岬、悲鳴が飛び交うことになるわよ」

 

 

ダッツ 「ああ、大丈夫だ。 心配ない。

 

     この時期だと…そうだな、バルトラの群れあたりとの混浴だろうさ。

 

     ガッハッハ」

 

 

ティズ 「あ、猛ダッシュで戻ってくる…

 

     なにか叫んでるみたいだね」

 

 

イデア 「”だ・ま・し・た・な、ダッツ”っていってるみたいだね。

 

     アハハッ、涙目だし」

 

 

ティズ 「アハハ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆ところかわって

 

 

 

 

 

ダッツ 「…!! ちょっと待て!」

 

 

 

ティズ 「??」

 

 

 

イデア 「この剣気…!

 

     あぶないっ!」

 

 

 

☆ごおおおお!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

??? 「ほう、これを避けるか…。

 

     少しは成長したものと見える。

 

     我が不肖の弟子よ」

 

 

 

イデア 「師匠…」

 

 

 

ティズ 「え…、師匠…!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イデア 「やっぱり剣聖って…、傭兵団…黒鉄之刃の団長って、

 

     師匠のことだったんですね…。

 

     別人であってほしかった…。 師匠がこんなこと、するはずがない、

 

     そう信じたかった…!

 

     教えてください、師匠!

 

     なぜ剣派に加担して反乱の手助けなんかしてるんですか!?

 

     平和だった国に、内戦を引き起こしたのは、師匠の意思なんですか!?」

 

 

 

黒鉄之刃団長 「君こそ自分のしたこと、しでかしていることの重大さを…、

 

        理解できているのか?

 

        巫女の一味に加わり、クリスタルを2つも暴走させたそうだな。

 

        何と愚かな真似を…。

 

        昔から大局も見ず感情に流されるところが目立ったが、いまだに変わらぬか…」

 

 

 

イデア 「何が大局よ! 戦争を引き起こすなんて、どう言い繕ったって正義なんてない!」

 

 

 

黒鉄之刃団長 「だが、君がした行為、クリスタルへの干渉は、子供の遊びではすまされない。

 

        たとえ師弟の間柄であろうと、かけがえのない我が親友の愛娘であろうとも…

 

        これ以上の愚行を続け、世界を危険にさらすならば、師である私が自らの剣で…」

 

 

 

イデア 「…!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

傭兵団 黒鉄之刃 傭兵 「師団長! カミイズミ師団長!

 

             剣派の別働隊が、勝手に撤退を始めました!」

 

 

 

剣聖 カミイズミ 「…何?

 

          あの程度の戦術も理解できないとはな。

 

          今ここで巫女を捕らえることもかのうではあるが…

 

          追撃される味方を放っておくわけにもいかんか。

 

          盾派司令部への奇襲作戦は中止!!

 

          剣派別働隊を援護しつつ…速やかに退くように」

 

 

 

傭兵 「はっ!」

 

 

 

イデア 「待って、師匠!」

 

 

 

カミイズミ 「イデアよ、己が選択に覚悟はできているのか?

 

       次にまみえた時、なおも私の前に立ちはだかると云うのなら、

 

       私は君を…斬る!

 

       君は今、そして私も、自らの意思とは無関係にそういった深刻な立場におかれている。

 

       剣の師弟、そのような甘えは一切許されぬぞ。

 

       …よいな?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イデア 「師匠…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆一方その頃

 

 

 

 

 

??? 「全員、揃っているか」

 

 

 

 

 

 

 

 

??? 「早速だが団長、グランシップ近海に、風の巫女が乗っていると思われる船が現れたそうだぞ」

 

 

 

カミイズミ 「風の巫女なら、すでにこの国に上陸しているよ。

 

       先ほど軽く挨拶してきたところだ、バルバロッサ」

 

 

 

キャプテン バルバロッサ 「ほほぉ? もう捕らえた、などと言わんでくれよ。

 

              我輩の出番がなくなってしまう。 ダッハッハッ!」

 

 

 

カミイズミ 「いや、捕らえはしていない。

 

       退却戦の渦中だったのでな。 味方の撤退を優先した」

 

 

 

??? 「フォッフォッフォ、剣聖ともあろうお方が、我らの再優先事項である

 

     巫女の捕縛を放棄した、と?

 

     これは問題ですな! 風の巫女を放置などすれば、カルディスラ王国やラクリーカ王国の二の舞に!」

 

 

 

カミイズミ 「風の巫女の目的はクリスタル。

 

       神殿への入り口が見つからぬ今、さほどの脅威とは言えまい…

 

       この戦況では、巫女の捕縛よりも優先すべきは味方の損耗の回避だ。

 

       それよりもカダ、お前の仕事は進んでいるのか?

 

       東の都の除毒はまだ半分も済んでいないと聞いたが」

 

 

 

薬師 カダ 「い、言われなくてもやっておりますとも。

 

       ええ…、じゅ、順調ですとも…」

 

 

 

カミイズミ 「…まあ、いいだろう。

 

       では、次に…、プリン君、エイゼン大橋の状況はどうなっている?」

 

 

 

戦場アイドル プリン・ア・ラ・モード 「はい、私ですね? えっと、

 

                    前とあんまり変わんないかな〜って感じです」

 

 

 

 

 

 

 

 

プリン 「兵士のみんなはね、私のためにとってもとっても頑張ってくれてるんですけどぉ…

 

     盾派の人たち、ちっとも降参してくれなくて。

 

     全然橋を通してくれないんです〜。

 

     私がとびきりの笑顔で歌を披露しても、シーンって感じ。

 

     ノリが悪くてやんなっちゃう。

 

     私の歌の魅力に気づかないなんて、盾派の人たちってとっても不幸ですよね〜」

 

 

 

カミイズミ 「盾派の主力をあの橋に釘付けにしてさえおけば、作戦としてなんら問題はない」

 

 

 

プリン 「は〜い。 任せてくださいっ!

 

     プリン・ア・ラ・モード、頑張りまぁす♪」

 

 

 

カミイズミ 「さて、肝心の火の神殿への道は見つかったか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

??? 「…」

 

 

 

プリン 「キキョウさん? 聞かれてますよ〜?」

 

 

 

女忍者 キキョウ 「…」

 

 

 

バルバロッサ 「キキョウよ、たまには喋ったらどうなのだ?

 

        塞ぎ込んでいては、気も滅入るだろう!」

 

 

 

カダ 「元はと言えばアナタが火の巫女を殺害してしまったせいで、神殿への道が

 

    途絶えたのですぞ。

 

    このような浅慮な者が隠密部隊などを率いるなんて、まったくの無駄というもの…」

 

 

 

??? 「浅慮などと無能なあなたに言われる筋合いはありません。(めっちゃ早口)

 

     得た情報についてはすべて書面で報告済みです。火の神殿への進入路については南道である

 

     ハルトシルトの街ルートも溶岩で塞がれており地上からの信仰は事実上不可能となっています。

 

     現在は間道や地下道や信徒の隠し通路などのラインで調査を続けています。 以上です」

 

 

 

バルバロッサ 「やはり変装しないとまともに喋られんか!

 

        忙しいやつだな、ダッハッハ!」

 

 

 

カミイズミ 「キキョウの報告については確認しておこう。

 

       海から神殿へ向かう方法についてはどうだった?」

 

 

 

バルバロッサ 「海からの上陸作戦はいくつか検討してみたがな、

 

        やはり難しい。 海岸線は急○な断崖絶壁…

 

        上陸できそうな低所にはすべて溶岩が流れ込んでおり接岸は我輩の操船技術をもってしても

 

        不可能」

 

 

 

カダ 「このまま手をこまねいていては、風の巫女に先を越されてしまいかねませんぞ、フォッフォ」

 

 

 

カミイズミ 「…それはなんとしても避けねばならん。

 

       神殿への進入路発見が、我らの再優先事項なんだ。

 

       引き続き、お前たちの健闘に期待する。 以上だ。

 

       各自、任務に戻ってくれ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆一方その頃

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆会話イベント「剣聖の脅威!」

 

 

 

 

 

ダッツ 「剣聖カミイズミ…

 

     あいつに、俺達の部隊はやられたんだ。

 

     今思えば、あん時、俺たちは、見逃してもらったのかもしれねえな〜。

 

     あんなに穏やかそうに見えるのに、ひとたび剣を閃かせたときの殺気、威圧感ときたら…

 

     思い出しただけでも、やられた傷がうずくぜ…」

 

 

 

リングアベル 「…その剣聖であり傭兵団黒鉄之刃の団長がイデアの師匠とはな」

 

 

 

イデア 「ゴメン、またみんなに隠し事しちゃってたね…。

 

     でも、信じたくなかったんだ」

 

 

 

アニエス 「…。

 

      辛いのであれば、ここで降りてもらっても構いません。

 

      ともに旅することを強制しているわけではありませんから」

 

 

 

イデア 「え…」

 

 

 

ティズ 「アニエス、そんな言い方…」

 

 

 

アニエス 「私には、立ち止まっている暇も、迷っている暇もないのです。

 

      先を急ぎましょう」

 

 

 

イデア 「…」

 

 

 

(-_-) 超空気悪い

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆それから

 

 

 

 

リングアベル 「これは…!?」

 

 

 

イデア 「どうしたの!?」

 

 

 

リングアベル 「水着の美女がどこにもいない…? そんなバカな…」

 

 

 

 

 

 

 

 

イデア 「はあ…。 リングアベルって本当にどうしようもないね…」

 

 

 

 

 

 

 

ティズ 「…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆前線の大橋

 

 

 

 

 

 

 

☆前線の大橋

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

??? 「ようこそ、風の巫女様。 そして皆さんもようこそ。

 

     盾派の司令官を務める、ダニエル・グッドマンです。

 

     ダッツから報告は受けています。 ラッツを送り届けてくれたそうで。

 

     感謝します」

 

 

 

ティズ 「お互い様です。 僕らも2人には助けてもらいました」

 

 

 

グッドマン 「それにしても、あの剣聖を撃退するとは、まだお若いのに大したものです。

 

       そんな皆さんに協力してもらえるなら、百人力です。

 

       これで我ら盾派は盛り返せる」

 

 

 

アニエス 「撃退はしていません。

 

      相手が勝手に退いただけで。 それに私は、戦争に加担しに来たのではないのです。

 

      巫女は…私は、戦争には介入しません。 勘違いしていただいては困ります」

 

 

 

グッドマン 「そ…、そうですか…」

 

 

 

ティズ 「アニエス、もう少し言い方には気を使ったほうがいいって…」

 

 

 

 

 

 

 

 

アニエス 「だって私は…、私は…」

 

 

 

グッドマン 「では、皆さんには、何か別の理由があってこの国へ?」

 

 

 

アニエス 「私の使命は、火のクリスタルを解放すること。

 

      それが終わればすぐにこの地を発つつもりです」

 

 

 

グッドマン 「おお、亡き火の巫女様の代わりに、あの荒れ狂うマグマを鎮めようとおっしゃるか…」

 

 

 

アニエス 「その通りです。 だから教えてください。

 

      あの神殿へ行く方法を」

 

 

 

グッドマン 「方法ですか…。 我々としても、色々な方法を試しているのですが、

 

       まだ突破口はなく…」

 

 

 

アニエス 「そう、ですか…」

 

 

 

グッドマン 「お役に立てず申し訳ない。

 

       しかしぜひ協力させてください。 何とか方法を探してみます」

 

 

 

アニエス 「戦争には協力できませんが、いいのですか?」

 

 

 

グッドマン 「もちろんです。 我ら盾派は巫女様御一行を歓迎しますよ。

 

       どうぞ街で旅の疲れを癒やしてください。

 

       ダッツ、巫女様たちを案内してあげてくれ」

 

 

 

ティズ 「ごめんなさい、何のお手伝いもできなくて」

 

 

 

グッドマン 「いや、気にしないでください。

 

       戦争は、我々軍人の仕事ですから」

 

 

 

アニエス 「…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆会話イベント「盾派の印象をワイワイ」

 

 

 

 

 

ティズ 「グッドマンさんって、いい人ですね。

 

     偉そうにしてないし、無理強いもしてこないし」

 

 

 

ダッツ 「そうだろ。 盾派の誰からも兵士だけでなく、街の人からも尊敬されているんだ。

 

     あの人のおかげで盾派は崩れずに持ちこたえてるし、結束できてるっていってもいい。

 

     それにな、あの人は専守防衛っていうこの国の気風を実に体現している。

 

     俺たちは何かを奪うために戦争はしねえ。 絶対にな」

 

 

 

イデア 「…」

 

 

 

アニエス 「…」

 

 

 

ダッツ 「なあ、ところでティズ、巫女様とイデアちゃんはなんで機嫌悪いんだ?」

 

 

 

ティズ 「え、ええと、それは…」

 

 

 

リングアベル 「女性には、色々あるのさ。

 

        詮索するだけ野暮だぞ」

 

 

 

ダッツ 「そ、そうか。 色々あんのか。

 

     女の子ってのは難しいな…」

 

 

(-_-) そう、難しい…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆街へ向かう途中

 

 

 

 

 

 

盾派の兵士 「何者だ!」

 

 

 

ダッツ 「おう、ごくろうさん。

 

     通してもらえるか?」

 

 

 

兵士 「おお、ダッツ伍長殿! …しかし現在、この区域は第一警戒令が発令中でして…」

 

 

 

ダッツ 「そうか。 しょうがねえな。 別の道を行こう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(-_-) 通れない…

 

   とりあえず、街へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆盾派の街 ハルトシルト

 

 

 

 

 

ダッツ 「盾派の拠点、ハルトシルトの街にようこそ、だな。

 

     ゆっくりしてってくれ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イデア 「うわ、すごい熱…! ねえ、この街、溶岩に飲み込まれちゃったりしない?

 

     大丈夫?」

 

 

 

ダッツ 「これ以上ひどくなるようなら、避難も考えねえといけなくなるかもしれねえな。

 

     火の巫女様がお亡くなりになってから、カッカ火山はずっと荒れ狂ってんだよ」

 

 

 

リングアベル 「こんなところに済んでいる女性は、よほど強靭な心を持っているんだろうな。

 

        強い女は嫌いじゃない。

 

        いや、むしろ好きだと言える。 俺の求めている場所はここだったのか!」

 

 

 

 

 

 

 

 

イデア 「また始まった…」

 

 

 

ダッツ 「ガッハッハ! 面白えヤツだな、リングアベルは。

 

     俺は一足先に司令官のお屋敷に行ってるからよ。

 

     街を一通り見て回ったら、あんたたちも来てくれ」

 

 

 

 

 

 

 

 

ダッツ 「ほら、街の真ん中に見えるあの屋敷だ。

 

     じゃ、よろしくな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(-_-) なかなかいい街だ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆会話イベント「悲惨…」

 

 

 

 

 

アニエス 「この街は悲しみに溢れています。

 

      戦争とは、こんなにも悲しく、惨めなものなんですね…。

 

      何も生み出さず、誰を幸せにできないことを、なぜみんな続けているのでしょう」

 

 

 

リングアベル 「譲れないものが、どちらの陣営にもあるということだろう」

 

 

 

アニエス 「罪もない人々の命を奪ってまで、それは守らなければならないものなんでしょうか?

 

      世界を滅ぼすほどの災厄が訪れている今の状況でも、すべきことなんでしょうか?」

 

 

 

リングアベル 「人が、自ら思う平和のために戦いをする…。

 

        だがそれは、他人にとっての平和とは限らない」

 

 

 

アニエス 「私には、やはり理解できません…。

 

      盾派と剣派、双方の立場がどうあれ、殺し合っていることは事実なのですから」

 

 

 

リングアベル 「人が集まれば集まるだけ、たくさんの感情が生まれる。

 

        正義や真実もまた…多数の感情に生み出された正義や真実に、個の思いだけで

 

        抗うことは、とても難しい…」

 

 

 

アニエス 「…」

 

 

 

ティズ 「でもさ、しょうがないことだって割り切るような生き方、僕はしたくないな」

 

 

 

イデア 「うん。 あたしも」

 

 

 

リングアベル 「俺は、少なくとも女性については割り切ったりしない。

 

        いつだって持てる力のすべてを費やしている」

 

 

 

イデア 「はぁ…、やっぱりリングアベルはおバカだったか〜」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(-_-) 街を散策

 

 

 

 

 

男 「僕は徴兵されて、兵士になったばっかりなんですが…

 

   剣派には、多くの人を殺戮できる毒の煙という化学兵器があるんですよ。

 

   僕もう、怖くて怖くて…戦う気になれないんです」

 

 

 

 

おじいさん 「わしの子はのう、徴兵されて、戦地へ行ったんじゃが、戦死との知らせが来てのう…」

 

 

 

女子 「毎日欠かさず、火のクリスタルにお祈りしているのに…、どうして戦争が終わらないのよ!」

 

 

 

女性 「突然、敵兵の襲撃があったの。

 

    ちょっと手を離した隙きに、子供とはぐれちゃって…捜したけれどどこにもいなくて、

 

    このくらいの背丈の男の子なんだけど」

 

 

(-_-) 見かけたら連れてきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(-_-) さあ、お屋敷レッツゴー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダッツ 「おお、来たか。 待ってたぜ。

 

     紹介する。 この方は、司令官の奥方、エレオノーレさんだ」

 

 

 

エレオノーレ 「風の巫女様、それに皆様、ようこそおいでくださいました」

 

 

 

リングアベル 「おお、なんとお美しいお方だ。

 

        グッドマン司令が羨ましい。 狂おしいほどにだ」

 

 

 

エレオノーレ 「あら、うふふ、お世辞でも嬉しいです。

 

        ありがとうございます」

 

 

 

リングアベル 「お世辞ではなく、俺は心の底から…」

 

 

 

イデア 「リングアベル、黙って!」

 

 

 

エレオノーレ 「夫からは、巫女様御一行を国賓として丁重にお迎えするよう言われております。

 

        巫女様御一行にあられましては、どうぞ当屋敷をご自由にお使いください。

 

        なにぶん戦時下ですので、大したおもてなしはできないかもしれませんが…」

 

 

 

ティズ 「あ、いえ、そんな…。

 

     気を使ってもらって、すみません」

 

 

 

エレオノーレ 「すぐに食事の準備をしますので、もうしばらくお待ちになってください」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ティズ 「優しそうな人だね」

 

 

 

アニエス 「…」

 

 

 

ダッツ 「あんな美人の奥方がいるってのに、リーダーは多忙でなかなかここには

 

     戻ってこられねえんだ。

 

     早く戦争が終わってくれるといいんだがな…」

 

 

 

アニエス 「例えば、降伏するという選択肢はないのですか?

 

      そうすれば、少なくとも戦争は終わります」

 

 

 

ダッツ 「なっ、おいおい、降伏なんてできるわけねえって!

 

     巫女様、バカなことを云っちゃいけねえよ!

 

     仮に俺たちが降伏して、剣派の勝利でこの国の内戦が収まったとする…

 

     剣派の主張は、外国を侵略して国土を拡大すること、つまり…

 

     この戦争の苦しみが、他所の国に拡大することになっちまう。

 

     俺たちが戦う理由は、そこなんだよ」

 

 

 

アニエス 「そう、なのですね…」

 

 

 

エレオノーレ 「皆さん、お待たせしました。

 

        お食事の準備ができましたので、食堂へどうぞ」

 

 

 

 

 

 

 

 

リングアベル 「む…!」

 

 

(-_-) ?

 

 

 

 

 

 

 

 

ティズ 「あ、ちょっと、リングアベル!?

 

     どこ行くんだよ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ティズ 「行っちゃった…」

 

 

 

イデア 「また美女でも見つけて、追いかけていったんじゃない?

 

     ほっとけばそのうち戻ってくるでしょ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆一方その頃

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヴィクトリア 「はあ…。 惜しいことをしたのう。 実に惜しい。

 

        もうちょっとで風の巫女を捕らえられたのに」

 

 

 

アナゼル 「ヴィクトリア、もう復帰して大丈夫なのか?」

 

 

 

ヴィクトリア 「フッ、わらわは強い子じゃ。 お前よりもずっとずっとな。

 

        そうじゃろ? ヴィクター」

 

 

 

ヴィクター 「はい。 ヴィクトリア様はmアナゼル殿よりも断然お強うございます。

 

       疑いようもございません」

 

 

 

ヴィクトリア 「というわけじゃ。 だから、アナゼルごときに心配される覚えは

 

        まったくないのじゃぞ」

 

 

 

アナゼル 「フン…」

 

 

 

ヴィクター 「それはそうと元帥閣下、風の巫女の動向について、第一師団、黒鉄之刃から連絡が入りました。

 

       風の巫女はエイゼンベルグに上陸したとのこと。

 

       狙いは間違いなく…火のクリスタルでしょう」

 

 

 

元帥 「やはりすべてのクリスタルを解放させるのが目的か」

 

 

 

ヴィクトリア 「さっさと火のクリスタルを手中に収めておけばよかったものを。

 

        黒鉄之刃は、火の巫女を殺しておきながらなぜあの後はのんびりしていたのじゃ」

 

 

 

元帥 「盾派の駆逐を待たずして神殿を先に占拠すれば、今度はそこが標的となり

 

    激戦の地となろう。

 

    混乱のうちにクリスタルが破壊される恐れがもある。

 

    カミイズミはそれを避けたのだろう…。

 

    我らの目的は、クリスタルの恒久的な利用。

 

    クリスタル奪取の前にまず盾派を一掃せねばならん」

 

 

 

ヴィクター 「元帥閣下と剣聖様は、古くからのご友人だとか…

 

       さぞかし信頼も篤いのでしょうね」

 

 

 

ヴィクトリア 「ほっほ〜う?

 

        そうなのか?」

 

 

 

元帥 「私はあの男を誰よりも信頼しておる。 そしてあの男が率いる黒鉄之刃は精鋭中の精鋭。

 

    巫女に後れを取るようなことなど決してあるまい。

 

    必ずや、任務を果たすだろう」

 

 

 

ヴィクトリア 「買いかぶりではないのかえ? わらわならあの国ごとき、3日で焼け野原にできるのに」

 

 

 

アナゼル 「調子に乗るな、ヴィクトリア。

 

      お前は風の巫女に一度敗北しているだろう」

 

 

 

ヴィクトリア 「何じゃと…?

 

        聞き捨てならんな。 アナゼルの分際で、わらわを侮辱するのか?」

 

 

 

アナゼル 「事実を云ったまでだ。

 

      剣聖様は、ただ破壊するだけのお前とは違う」

 

 

 

ヴィクトリア 「ヴィクター、今の言葉、聞いておったか?

 

        わらわはたった今。 こやつが大嫌いになった…!」

 

 

 

ヴィクター 「左様ですか。 …アナゼル殿、あまりヴィクトリア様にナメた口をきかぬよう願います」

 

 

 

アナゼル 「何!?」

 

 

 

ヴィクター 「でなければ、あなたの身が危ういかと…ほら、今も…」

 

 

 

アナゼル 「っ!?

 

      ぐっ、がはっ…!!

 

      お前、いつの間に…詠唱を…!?」

 

 

 

ヴィクター 「アナゼル殿、ご無事ですか?

 

       私の忠告が少し遅かったようで、申し訳ありません」

 

 

 

ヴィクトリア 「安心せよ。

 

        わらわは”ただ破壊するだけ”ではないからのう。 殺しはせんよ。

 

        じゃが心しておけ。 お前ごとき、わらわの魔法でいつでも消し飛ばすことが

 

        できるのじゃとな」

 

 

 

アナゼル 「やってみるがいい…。

 

      お前の詠唱が早いか、俺の暗黒剣が…お前の小さな体を貫くのが速いか、確かめてみようか!?」

 

 

 

ヴィクター 「アナゼル殿っ…! まさかヴィクトリア様に刃をお向けになるおつもりか!!

 

       ならば私がお相手仕りましょう…。

 

       そして、…貴殿を完璧に殺害して差し上げる!!」

 

 

 

アナゼル 「お前…!」

 

 

 

 

 

 

 

 

元帥 「双方、やめよっ!!

 

    ここは、六人会議。 厳正なる決議の場である。

 

    これ以上続けるというならば、私が許さぬ…!」

 

 

 

アナゼル 「…っ」

 

 

 

ヴィクター 「は…」

 

 

 

 

 

 

元帥 「風の巫女の件は、カミイズミ師団長に一任する。

 

    異論のある者はこの場で申せ!

 

    …ないな!?

 

    では皆、下がれ…。 本日は以上だ」

 

 

 

 

 

 

 

 

元帥 「アナゼル、急ぎ、怪我の治療をしてもらうのだ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆一方その頃

 

 

 

 

 

 

 

リングアベル 「くっ、いてて…」

 

 

 

ティズ 「リングアベル、こんな真夜中までどこに行ってたんだ?」

 

 

 

リングアベル 「フッ、美しい女性を追って、街の外までな。

 

        無口で奥ゆかしい女性だった」

 

 

 

ティズ 「…よくやるなあ。

 

     で、痛そうにしてるけど…、どっか怪我でも?」

 

 

 

リングアベル 「ああ、少しばかりその…肘鉄を食らってな。

 

        なかなか強烈だった」

 

 

 

ティズ 「あ、そう…」

 

 

(-_-) んん??

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つづく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| ブレイブリーデフォルト プレイ日記 | comments(0) | posted by ゆきち(八方屋匠)
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